金融危機から10年、信用取引は怖いよ


こんにちは、はむなるです。

お盆も終了しましたが、米国株も日本株もさえない相場です。
しかし、北朝鮮危機やら円高ということで、日本株は今日も続落下落。
20,000円の攻防からは少し後退して、19,500円の攻防に入ったように思います。
やはり、20,000円の壁は高かった。

しかし、有事の円買いとはいいますが、北朝鮮からみたら、日本は真っ先に標的になりそうな気もしますが、その日本円が買われるのは、なぜなんですかね。


サブプライムから10年

先日、サブプライムから10年の記事がでていました。
10年前の2007年8月9日は、フランスの金融大手BNPパリバが米国の住宅ローン担保証券(MBS)を組み込んだ3つのファンドの解約を凍結した日になります。
ここから危機が本格化したのは、前にアップした通りです。

ヘッジファンドの破綻から10年

そして、吾輩が信用取引で、結果的に大怪我をすることになった日でもあります。
この発表のちょうど前日から保有株を担保にした信用取引を開始し、株価下落による保証金率の低下で、えらい目にあいました。

信用取引

信用取引については、証券会社のページにいけば親切に説明文がありますので、そちらを参考にしてもらえればと思いますが、特徴としては、保証金を担保にレバレッジを掛けて取引できるという点にあります。

また、保証金は現金だけでなく、保有株式を担保とすることが可能です。このため、信用取引用に新規に現金を用意する必要もなく、既存の保有株式をベースにできます。
既存の保有株式が担保にできるので、気軽に始めることができますが、みんなこれでやられていくんですよね。
当時、私も保有株式を担保に、日経225のETF、みずほフィナンシャルグループ等の買建で信用取引を開始したのを覚えてます。
信用取引は、保証金が許す限りポジションがとれますので、当初は高くなかったレバレッジも、ナンピン買いなどで追加していき、気が付けばかなりなレバレッジとなっていきました。

おそろしい追証

保証金を担保にしたレバレッジ取引なので、株価下落により保証金維持率が低下すると追加担保を証券会社から求められることとなります。これが追証ですが、この担保を用意できないと、強制的に決済され、市場から退場することとなります。

また、保有株式を担保とした場合、株価下落すると、信用取引の分だけでなく、担保の株式の評価額自体が下落するため、一気に保証金維持率が低下しすることとなります。
ここが株式担保の最大のリスク点ですが、開始当初は全く意識していなかったです。
しかし、折しもリーマンショックも絡む株価下落で、一気に顕在化し、あっという間の追証発生となりました。

ひたすら追証対応

こうなると追証に対応するため、日々なんとかしていくこととなります。
対応できなくなれば、強制的に決済されて退場となりますから、新たな資金を用意して、買建ポジションを現引きという形で解消させていきました。
ちなみに、保有株でみずほが多いのは、当時の買建ポジションを現引きしたためとなります。

最悪時は、カードローンから130万以上の借入を行ってまで、お金を用意した記憶があります。
消費者金融ではなく、銀行系カードローンで金利が5%ほどだったので、金利負担はそれほどでもなかったですが、返済が完了するまでの半年間は、お昼も切詰めて生活していました。
最終的には、一部損切りし、大部分を現引きすることで、ポジションを全て解消させることができました。損益自体は、リーマンショック時の安値で購入したものもあるため、それほどマイナスとはならずに済んでいます。
みずほの株価が300円程度になれば、完全にプラスにはなるのですが、そうなる日はくるのだろうか。

まとめ

信用取引自体は、悪いものとは思いませんが、レバレッジが過剰になると一気に追証が掛かってきます。
特に保有株式を担保とする場合は、株価下落時の影響が半端ありませんので、気軽にするものではないですね。

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