金曜のニューヨーク市場は、ハイテク株が急落。アマゾンやグーグルも1,000ドルを割込み、3%超の値下がりでした。その他もハイテク銘柄は、軒並みの下落。
いままでかなりの上昇だったので、こういうのもあるかとは思いますが、、これが本格的な調整となるかどうかですね。
とりあえずは注視が必要です。(といっても、それ以上のことは、何もできませんが)
吾輩のポートフォリオでは、MSFTが大きくマイナスだったものの、PFEやXOMが堅調だったおかげで、全体としては、わずかなプラスでした。
さて、今日は、吾輩の保有する債券について
米国社債
先日公開した吾輩の資産のなかで、米国社債というセクターがあります。
これは、Firstrade証券で購入したFordの社債ですが、以下の商品をそれぞれ額面価格2,000ドル分づつ保有しています
- 2026年満期利付社債 利率7.5% 額面100ドルを82ドルで購入
- 2030年満期利付社債 利率9.3% 額面100ドルを95ドルで購入
利払いは、それぞれ年2回あり、合計で年間330ドルほどの利子を受取っています。
単純に毎年7.5ドルと9.3ドルもらえる債券をそれぞれ82ドルと95ドルで購入したということなので、実質の利回りは、どちらも9%超となかなかの高利回りでした。
まぁ、そのかわり格付けも最悪でした。記憶の中ですが、購入した2007年時点で、CCCとかだったような気がします。正確ではありませんが、とりあえず、かなり低い評価だったのは確かです。
Fordだけがというわけではなく、GMやクライスラーも同等の評価でしたので、ビッグ3に共通して低い評価でした。
株以上のギャンブル
今でこそ、涼しい顔をして話をしていますが、この債券(格付の低いいわゆるジャンク債)は、株以上のすさまじい値動きをしてくれます。
私の持ってる2つの債券の値動きを過去のものから集めてきましたが、2009年2月には、それぞれ、14ドルと17ドルと買値の2割以下にまで下落してしてました。
この時に買っていれば、利回り50%以上ですが、まぁ通常ですとそのまま破綻になるはずですね。
2007年6月頃 | 2008年1月 | 2009年2月 | 2009年8月 | 現在 | |
利率7.5%債券 | 82ドル | 70ドル | 14.5ドル | 70ドル | 123ドル |
利率9.3%債券 | 95ドル | 80ドル | 17ドル | 73ドル | 139ドル |
そして、その後の急回復。
この時は、リーマンショックの影響で債券市場が機能不全に陥っており、おまけにその後のビッグ3の倒産危機がありましたので、かなり値動きの激しかった時期になります。
GM、クライスラーは結局破綻してしまいましたが、Fordは奇跡的に復活し、いまではそれなりに利益を上げれるところまで回復しています。おかげで、この債券も買値を5割以上上回ってくれました。
保有してほぼ10年、購入代金は、利払いでほぼ回収できるところまで来たので、満期までこのまま持ち続ける予定です。(というよりも、どうも売却することができなくて、保有するほかはない状況です。)
ちなみにFord社債にしたのは、単なるマグレで、まぁ実際には危なくても、潰れることはないだろうとタカを括ってました。他の2社は、本当に潰れたので、認識の甘さは否めませんね。
まとめ
Firstradeで購入できる債券には、DELLやHPなど、我々に馴染みのある会社が発行したものもあり、利回りも5%超と、検討してもよさそうなものがゴロゴロしています
また、10%近い利回りの有名企業もありますが、こういったところは、将来のデフォルト予測がある程度織り込まれての価格ですが、うまく復活すれば、大幅な利益を得る可能性はありますね。
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