個人年金保険をチェックして気付いたこと

こんにちは、はむなるです。

日曜に北朝鮮が核実験を行い、週明けの株式市場も荒れている感じです。
9日には、建国記念日ということで、さらなる行動が予想されていますけど、ちょうど9日は土曜日。そうなると翌週の株式市場もどうなるか分からないですね。
こうなると、株価を見る気も失せてくるので、しばらくは静観状態。
まぁ、静観状態じゃなくても、そんなに売買はしていませんが。
ということで、久しぶりに数年前に契約した個人年金保険の内容をチェックしてみました。ついでに現在の商品と比較してみましたが、結構、内容がかわっていることに驚きです。

個人年金保険

私が加入しているのは、生命保険会社が提供する保険商品で、月々定額の積立をおこない、60歳や65歳以上で一括もしくは分割で給付を受けるものです。
個人年金といえば、401Kの確定拠出年金(iDeCo)がメジャーですが、iDeCoとの違いは、契約時に給付額が決定されているという点にあります。
生命保険会社の提供する商品なので、手数料的にどうなのかという点や商品の性格上、インフレ等には当然弱いということもあり、何度か検討しては躊躇するを繰り返していましたが、後に述べる保険料控除の制度改正が行われる直前に契約しました。

しかし、この個人年金保険、昨今のマイナス金利政策の影響で軒並み販売停止になっており、今では購入できるものも少なくなりました。私は、明治安田生命の「年金ひとすじ」を5年前に契約していますが、この商品もいまは取扱い停止です。
類似商品で「年金かけはし」がありますが、こちらはまだ販売が継続されています。

年金ひとすじ 契約内容

私の契約内容は、次の通り
  • 年金払込期間  36歳開始で、65歳までの29年間
  • 保険料     1万円
  • 給付金 一括給付は402万円(10年分割給付だと約42万円/年)
29年間の払込総額が348万円で一括給付が402万円になります。
年率換算の利回りがいくらになるか、証券会社の積立シュミレーションで計算してみたところ、大体、年率0.98%の利回りでした。当時の長期金利の利率と比較しても、そんなに悪くない数字。
結果論ですが、もっと前から加入してもよかったかな。とも思ってます。

▼メリット
この個人年金保険のメリットですが、何といっても所得税の個人年金保険料控除が使えるところです。(但し、個人年金保険料税制適格特約が付与されている必要があります。)
  • 所得税で最大4万円(旧制度で最大5万円)
  • 住民税で最大2万8千円(旧制度で最大3万5千円)
所得税が20%の方ですと、所得税と住民税合わせて、約10,800円(40,000×0.2+28,000×0.1)の還付が受けれることとなります。
新制度と旧制度は、平成24年に実施され、新制度では、介護医療保険の控除が新設される代わりに、各保険の控除額が引き下げられています。

▼デメリット
デメリットとしては、途中解約した場合、解約返戻金が、結構な期間、元本割れを起こすというところですか。あくまで年金目的なので、本当に余裕資金でやる必要があります。

現行商品と比較してみた

こういう商品は、そんなに変わらないものとおもってましたが、明治安田生命の類似商品「年金かけはし」比較してみたのですが、結構利回りが低下していたことに驚きました。

契約時と同じ条件でシュミレーションしてみましたが、この5年で下記の通り、かなり減額されていました。

  • 一括給付は356万円(10年分割給付だと約36.1万円/年)

一括給付で46万円も差がでてきています。
それだけ、現行の金利水準が低下してきているとのことかと思いますが、この状況、生命保険会社から見ると、逆ザヤ状態になります。
さすがに、明治安田生命がどうなるとは思えませんが、この金利状態が継続すると、保険会社にとっては、体力的に厳しい環境が続くのかなとは思います。

といっても、あくまで現状の話なので、先のことはわからないです。
5年や10年後には、インフレになり、逆に損しているなんていうことも十分考えられますわな。

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