2026年5月21日木曜日

シンガポール旅行4日目|早朝バスで国境越え、世界遺産マラッカへ

4日目は、シンガポールからマレーシアのマラッカへ。
早朝のチェックアウト、国境越えの長距離バス、そして世界遺産の街マラッカ散策。
今回の旅行の中でも、かなり「旅らしい」一日になった。


4日目は、シンガポールからマレーシアのマラッカへ移動する日である。

目的地はマラッカ。

マラッカは世界遺産の古い街並みが残る、マレーシア有数の観光地である。

おまけに、今回はそこまでバスで向かう。

海外での長距離バスなぞ、何十年ぶりだろうか。しかも、ただの国内移動ではない。シンガポールからマレーシアへ、国境を越える長距離バスである。

子供連れで国境越えのバス移動というのは、なかなか経験する機会がない。

予約していたバスは朝6時発。無事に着けるか、始まりである。(;´・ω・)

早朝のチェックアウトでいきなり緊張する

まだ外が暗い時間に起き、子供たちを起こして、いそいそと準備をする。

睡眠時間は4時間ほどだったと思う。

普通ならかなりきついが、この日はバス移動である。乗ってしまえば、あとはマラッカまでしばらく時間がある。そこで寝ればよいだろう、という考えだった。

さて、問題のチェックアウトである。

この時間だと、当然ながらホテルのレセプションは開いていない。事前にWhatsAppで、早朝チェックアウトの場合はこちらに連絡するように、という案内を受けていた。

仕方がないので、その連絡先に電話する。

海外で英語の電話をするのは、何度やっても緊張する。

ただ、子供たちの手前、無様な姿は見せられない。内心ではかなり緊張しているが、それを気取られないように、できるだけ落ち着いたふりをして電話をかける。(`・ω・´)

流暢とはいかない。

それでも、なるべく落ち着いた言い回しで、チェックアウトしたい旨を伝える。すると、相手も状況を理解してくれたようで、しばらくしてスタッフが出てきてくれた。

一応、ちゃんと英語でやり取りできたような気分にはなった。

ただ、冷静に振り返ると、実際にはほとんど

「チェックアウト、プリーズ」

くらいしか言っていなかった気もする。

それでも通じれば勝ちである。(^^;)

こうして何とか早朝チェックアウトを済ませ、ホテルを出ることができた。

ホテルを出たあとは、Grabで指定されたバス乗り場へ向かった。

Serangoon MRT前でバスを待つ

乗り場は、Serangoon MRT Exit E

早朝なので道は空いており、Grabでの移動はスムーズだった。

バス乗り場に着くと、すでに何人もの人が待っていた。

大きな荷物を持った人も多く、明らかにこれからマレーシア方面へ向かう雰囲気である。この日はシンガポールの連休初日だったので、同じように国境を越えて出かける人も多かったのだろう。

しかし、問題はここからである。

6時発のはずのバスが、なかなか来ない。

しかも、来るバスが自分たちのバスなのか、ぱっと見ではまったく分からない。

仕方がないので、バスが来るたびに確認する。

「Malacca?」

もはや聞き込みである。

こちらも不安だが、周りの人たちも同じような感じだった。バスが来るたびに何人かが近づき、行き先を確認しては違ったという顔で戻ってくる。

結局、バスは予定より30分ほど遅れて到着した。



ようやく自分たちのバスだと分かり、荷物を預けて乗り込む。これでひとまず安心である。

……と思ったのだが、実はここにも少し誤算があった。

バスはすぐにマレーシアへ向かわない

乗ってしまえば、あとはマレーシアへ直行するものだと思っていた。

ところが、このバスは乗車してすぐに国境へ向かうわけではなかった。

シンガポール国内を3カ所ほど回り、他の乗客を拾いながらチェックポイントへ向かうルートだったのである。

考えてみれば、チケットを購入した時に、いくつかの乗車場所が表示されていた。

つまり、同じバスがシンガポール国内の複数の停留所を回ってから、国境へ向かう仕組みだったのである。

この時点で、マラッカまでの所要時間が8時間ほどになっていた理由が理解できた。

朝一番のバスなら、早くにマラッカ着くのでは、という淡い期待は敢え無く潰えた。

(´・ω・`)

朝早くから動いていたこともあり、車内では少し眠気も出てきた。

このまま寝ていれば、いつの間にかマレーシアに着く。

そう思いたいところだったが、国境越えのバス移動は、そう簡単には寝かせてくれない。

連休初日の国境越え

バスはシンガポール国内で乗客を拾いながら、ようやく国境方面へ向かった。

この日はシンガポールの連休初日だったので、国境はかなり混むのではないかと覚悟していた。

ただ、実際には朝9時前だったこともあり、思っていたほどではなかった。

チェックポイントでは、バスを降りて出入国手続きを行う。

そこにはブースが並び、係員がパスポートを確認し、ハンコを押していく。見慣れたイミグレの風景である。

空港と違うのは、バスの乗客が一斉に降り、荷物も持って移動するところだった。

シンガポール側で出国手続きを済ませ、またバスに戻る。その後、マレーシア側へ進み、今度は入国審査を受ける。

手続きそのものは、思っていたよりスムーズだった。


ただ、バスに戻ったら、自分たちの席が占領されていた。(・_・;)

どうやら、並びの席を取れなかった乗客が、勝手にまとまった席に陣取ったようだ。

他のシートでも、同じような光景が見られた。

席などお構いなし、といったところは、どこか東南アジア的である。

こちらも黙っているわけにはいかないので、職員に言ってどいてもらった。

無事に自分たちの席へ戻り、バスはマレーシア国内へ入っていった。

国境を越えると景色が変わる

マレーシアに入ると、車窓の景色は一気に変わった。(*´ω`*)

シンガポールは都市国家なので、どうしても街全体がぎゅっと詰まっている感じがある。
道路も建物もきれいに整っているが、どこへ行っても「都市の中」という雰囲気である。

それに比べると、マレーシアは広い。




高速道路の周りには緑が多く、空も広い。
建物がびっしり並んでいるシンガポールとは違い、自然の中を走っている感じがする。

国境を越えただけで、ここまで雰囲気が変わるのは面白い。

高速道路も快適だった。

バスの揺れもそこまで気にならず、移動自体は意外と楽だった。

朝が早かったので、途中はうとうとしながら過ごす。

マレーシア側に入ってから、マラッカまではだいたい4時間ほど。
途中で少し休憩を挟みながら、バスはマラッカ方面へ向かっていった。

マラッカに入ってからが長い

ようやくマラッカに着いた。

ただ、ここからが長い。

マラッカでも降車場所は3カ所ほどあり、自分たちは最後の Casa del Rio Hotel Melaka 前を指定していた。

宿泊ホテルから一番近そうだったからだが、旧市街地の細い道を通るため、着くまでに結構な時間がかかった。(;´∀`)

マラッカ旧市街は世界遺産の街だけあって、街並みは雰囲気がある。

ただ、バスや車で通るには少し大変そうだ。



ようやく降りたあと、ホテルまではGrabで移動することにした。

しかし、これもなかなか来ない。

距離は近いはずなのだが、旧市街の混んだ道を通るため、結構待たされる。さらに、乗ってからホテルに着くまでも思ったより時間がかかった。

旧市街地は、車には鬼門である。(;・∀・)

ザ ショア ホテル & レジデンセズへ

この日泊まったのは、ザ ショア ホテル & レジデンセズである。

Trip.comで予約していたホテルで、部屋はアパートメントタイプの3ベッドルームだった。

宿泊メモ

ホテル:ザ ショア ホテル & レジデンセズ
部屋:アパートメントタイプの3ベッドルーム
特徴:ベッドルーム複数、バスルーム2つ、リビング、広いキッチンあり

これが、子供たちにはかなり好評だった。





部屋に入った瞬間、子供たちのテンションが上がった。

ベッドルームが複数あり、バスルームも2つ。
リビングに広いキッチンまである。

スーツケースを広げても余裕があり、それぞれが好きな場所に荷物を置ける。

というか、自宅よりもはるかに広い。( ゚Д゚)

長時間のバス移動で疲れていたはずなのに、子供たちは部屋の中を見て回りながら、どこで寝るかで盛り上がっていた。

親としても、広い部屋はありがたい。

朝から移動続きで、ようやくここで一息つけた。

リバークルーズで旧市街へ

ホテルで少し休んだあと、旧市街方面へ向かうことにした。

ザ ショア ホテル & レジデンセズの近くからは、マラッカ川のリバークルーズに乗れるようだった。

せっかくなので、Grabではなく船で旧市街へ向かうことにする。

旧市街までは10分ほどの短いクルーズだったが、これがなかなか良かった。

川沿いにはカラフルな建物や壁画、カフェなどが並んでおり、道路から見るのとは違ったマラッカの街を楽しめる。

ホテルから旧市街への移動そのものが、ちょっとした観光になった。

旧市街に着いてからは、オランダ広場や丘の方を散策する。








マラッカは世界遺産の街だけあって、街並みそのものに見応えがある。赤い建物が印象的なオランダ広場、観光客で賑わう通り、川沿いの古い建物。シンガポールとはまったく違う雰囲気である。

その後は、セントポールの丘へ向かった。

丘の上には、フランシスコ・ザビエルとも関係の深いセントポール教会跡がある。今は屋根のない石造りの教会跡として残っており、内部には古い墓碑も並んでいる。

本当はもっとゆっくり見たかったが、この日は朝から移動続きで時間も体力も限られていた。

それでも、オランダ広場から丘へ上がり、マラッカの街を見渡せたことで、ようやく「マラッカに来た」という実感が湧いてきた。

『深夜特急』のマラッカの夕焼け

この日の夕方、妻が特に楽しみにしていたのが、マラッカの夕焼けだった。

理由は、昔見た『深夜特急』である。

沢木耕太郎の旅を原作にしたドラマ版で、大沢たかおがマラッカの夕焼けを見る場面があったらしい。

自分はそこまで細かく覚えていなかったが、妻にとっては、その景色がずっと記憶に残っていたようだった。

マラッカ海峡に沈んでいく夕陽。

……を期待していたのだが、実際には高層ビルのおかげで、海に沈む夕日は見えなかった。

それでも、マラッカの空が夕方の色に変わっていく景色は見られたので、妻は満足できたようだ。

長いバス移動と国境越えを経てたどり着いたマラッカで見る夕焼け。


この時間は、4日目の中でも印象に残る場面になった。

夜のジョンカー・ストリート

夜になると、旧市街の雰囲気はまた変わった。

この日は金曜日だったこともあり、ジョンカー・ストリート周辺には露店がずらりと並んでいた。

週末の夜にはナイトマーケットになるようで、食べ物、飲み物、土産物、雑貨の屋台が通りを埋めている。







昼間の歴史ある街並みとは違い、夜は一気に観光地らしいにぎやかさになる。

子供たちはすぐにテンションが上がった。

屋台をのぞきながら、あれを食べたい、これも見たいと、完全に食べ歩きモードである。(^o^)

世界遺産の街で歴史を感じるのもよいが、子供たちにとっては、こういう夜市の方が分かりやすく楽しいのかもしれない。

この日のまとめ

朝からバスで移動し、国境を越え、昼過ぎにマラッカへ到着。
そこからホテルで一息つき、リバークルーズで旧市街へ向かい、オランダ広場や丘を歩き、夕焼けを見て、最後はナイトマーケットで食べ歩き。

かなり長い一日だった。
それでも、シンガポールとはまったく違うマラッカの空気を味わえた一日だった。

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