と言っても、この日はまだシンガポールには着きません。
自宅を出て、新幹線で品川まで行き、そこから羽田空港へ向かい、深夜便に乗るところまでです。
ただ、実際には「空港へ向かうだけ」と言うほど簡単ではありませんでした。
年度末の仕事、ギリギリの出発、新幹線自由席、品川での改札トラブル、羽田空港第2ターミナルまでの長い移動、久々すぎる国際線チェックイン、そして出国審査。
海外旅行はまだ始まっていないのに、日本を出るだけで、すでにかなり疲れる一日になりました。
・年度末の仕事終わりに深夜便で出発
・新幹線自由席で羽田へ向かう
・品川乗り換えでPiTaPaトラブル
・羽田空港T2で国際線チェックインに戸惑う
・久々の出国審査で時代の変化を感じる
年度末、仕事が終わらない
今回の便は深夜便でした。
本来であれば、仕事を早めに切り上げて、余裕を持って空港へ向かう予定でした。
しかし、出発日は年度末。
年度末の仕事が、予定通り終わるはずがありません。
出発時間は近づいてくる。
でも仕事は終わらない。
この時点で、もう覚悟を決めました。
終わらないものは終わらない。
やり残した仕事は、4月の自分に放り投げる。
旅行中くらいは現実逃避をする。
そう割り切って、無理やり仕事を切り上げました。
正直、出発時点では旅行のワクワク感よりも、「本当に間に合うんか、これ」という焦りの方が大きかったです。
深夜便なので、時間に余裕があるように見えます。
でも実際には、仕事終わりに移動するので、かなりタイトです。
このあたりは、今回の旅行初日からの反省点でした。
旅行保険はクレジットカード付帯を想定
出発前に気になっていたのが、海外旅行保険です。
今回は、海外旅行保険については、クレジットカード付帯の保険をお守り程度に考えていました。
ただ、ここで問題になるのが家族分です。
自分だけなら、自分のカードで旅行代金を決済しておけばよい。
でも今回は家族旅行です。
特に子供たちの分がどうなるのかが気になりました。
調べたところ、三井住友Oliveの一部カードでは、未成年の家族も保険の対象になるようでした。
ただし、旅行代金をそのクレジットカードで決済する必要があります。
・自分+子供3人分の新幹線代:Oliveで決済
・妻の分:妻自身のクレジットカードで決済
海外旅行保険をクレジットカード付帯で済ませる場合、「カードを持っているだけでよい」のか、「旅行代金の決済が必要なのか」で条件が変わります。
さらに、家族が対象になるかどうかもカードによって違います。
今回はその条件を満たすために、切符も直前にクレジットカードで購入しました。
ただ、この直前購入が、あとで少し響くことになります。
指定席を取る余裕はなく、のぞみ自由席へ
仕事を終えて自宅に戻り、準備をして出発。
移動時間を考えると、もう選択肢はほとんどありません。
とにかく一番早く来る電車に乗る。
それしかありません。
本来なら、家族5人分の指定席を取って、ゆっくり新幹線で移動したかったところです。
しかし、夜の東京行きで、直前に家族分の指定席がまとまって取れるとも思えません。
そもそも、そんなことを考えている余裕もありませんでした。
結果、のぞみの自由席に乗ることにしました。
夕飯は駅弁で済ませることにして、各自好きな弁当を選んで新幹線へ向かいます。
ここだけは、ようやく旅行らしい感じが出てきました。
駅弁を選ぶ時間というのは、なぜか楽しいものです。
これから旅行に行くんだな、という気分になります。
ただし、その気分は新幹線に乗った瞬間に吹き飛びました。
新幹線は激混み、連結部分で駅弁を食べる
新幹線は予想通り、かなり混んでいました。
当然、座れません。
新大阪始発ならまだ違ったかもしれません。
でも、こちらに選んでいる余裕はありませんでした。
家族5人で自由席に乗ったものの、座席は見つからず。
結局、連結部分に固まることになりました。
そして、そこで駅弁を食べる羽目になります。
旅行初日。
しかもまだ日本国内。
海外どころか、羽田にも着いていない。
それなのに、いきなり新幹線の連結部分で駅弁を食べています。
初っ端から、なんぎするな。
ただ、これも旅行といえば旅行です。
余裕のある旅ではなく、なんとか進んでいく感じ。
子連れ旅行らしいと言えば、らしいのかもしれません。
名古屋でかなり乗客が降りたようで、そこからは家族バラバラではありますが、ようやく座ることができました。
座れた瞬間、一気に緊張が抜けました。
仕事の疲れもある。
出発前のバタバタもある。
立ったまま弁当を食べた疲れもある。
気づけば、かなり爆睡していました。
品川乗り換えで長男だけ改札に止められる
新幹線は予定通り品川に到着。
ここからは京急線で羽田空港へ向かいます。
ところが、品川で一つトラブルが発生しました。
長男だけ改札で止められました。
長男はICOCAではなく、PiTaPaを使っていました。
どうもこれが原因だったようです。
あとで調べると、PiTaPa自体が東京でまったく使えないわけではないようです。
ただ、関西のポストペイ感覚とは違い、エリアによっては事前チャージが必要になる。
つまり、いつもの感覚で使おうとすると、改札で引っかかる可能性があります。
旅行中の交通系ICカードは、家族全員分を事前に確認しておいた方がよい。
誰か一人が改札で止まるだけで、家族全体の移動が止まる。
今回も、品川でそれを実感しました。
なんとか処理して、京急線へ。
ANAの国際線なので、向かうのは羽田空港第2ターミナルです。
羽田空港第2ターミナルまでが遠い
羽田空港に着きました。
しかし、ここからがまた長い。
駅からターミナルまで、とにかく歩きます。
大阪の感覚だと、空港駅に着いた時点で、もうだいたい空港に着いた感じがあります。
伊丹空港でも関空でも、駅から空港施設まではそこまで大変という印象はありません。
ところが東京は違いました。
駅も空港も、とにかくデカい。
着いたと思ってから、まだ歩きます。
案内表示に従って進みますが、なかなか目的地に着きません。
東京は、駅でも空港でも、移動そのものが一つのイベントです。
この時点で、もうかなり疲れていました。
国際線チェックインで時代に取り残される
海外旅行といえば、自分の中ではまだ古いイメージが残っていました。
旅行会社のブースでチケットを受け取る。
チェックインカウンターに並ぶ。
パスポートを渡す。
搭乗券を受け取る。
そんな流れです。
しかし、それは10年以上前の感覚でした。
国内線なら、今はアプリでサクッと乗れます。
自分も国内線ならそこまで戸惑いません。
ただ、国際線は久々すぎます。
しかも今回は家族5人分。
羽田空港第2ターミナルに着くと、チェックインの機械がたくさん並んでいました。
基本的には国内線と同じような感覚で手続きできるようでした。
しかし、国際線はやはり手間が多いです。
- パスポートを読み取る
- 顔画像を登録する
- 搭乗券を発券する
- それを5人分やる
一人ならまだしも、家族5人分となると、地味に時間がかかります。
機械の前で、あれこれ確認しながら進めることになりました。
深夜で人が少なかったのが救いでした。
これが昼間で、後ろに長い列でもできていたら、かなり焦っていたと思います。
セキュリティチェックで少し驚く
チェックインを終えたあとは、セキュリティチェックへ。
ここで少し驚いたのが、働いているスタッフに外国人の方がかなり多かったことです。
羽田だからなのか、深夜帯だからなのかは分かりません。
ただ、日本にいるのに、空港に入った瞬間から少し海外っぽさが出てきました。
セキュリティチェック自体は特に問題なく通過。
しかし、その次の出国手続きで一番戸惑うことになります。
出国審査のイメージが古すぎた
自分の中の出国審査は、完全に昔のイメージで止まっていました。
係員のブースがずらっと並んでいる。
そこに並ぶ。
パスポートと入出国カードを出す。
係員が確認する。
最後にハンコをボンと押してもらう。
これで出国完了。
そんな感覚でした。
ところが、実際に行ってみると、まったく違っていました。
目の前にあるのは、自動化されたゲートの山。
人があまりいない。
慣れている人たちは、駅の自動改札を通るようにサクサク進んでいきます。
こちらは完全に戸惑っていました。
家族連れは自動ゲートを使えないのか、それとも単に案内上そうなったのかは分かりません。
少なくとも我が家は、端の係員がいる場所へ案内されました。
イメージとしては、駅の自動改札の端にある係員窓口へ回されたような感じです。
全員分のパスポートを渡す。
係員の方が淡々と処理してくれる。
しかし、何というか、出国審査を受けている感じがあまりありません。
昔のように、ハンコを押される儀式感がない。
もちろん手続きとしては終わっているのですが、「いよいよ日本を出る」という実感が薄い。
海外旅行の感覚が、完全にアップデートされていませんでした。
ようやく一段落、しかし店は閉まっている
なんとか出国審査も完了。
ここまで来て、ようやく一段落です。
出発までは1時間程度余裕がありました。
何か買うか。
水でも買うか。
少し甘いものでも食べるか。
そう思ったのですが、深夜なので店はほとんど開いていませんでした。
空港の出国後エリアといえば、免税店や飲食店が開いていて、搭乗前に少し時間をつぶすイメージがありました。
しかし深夜便では、その期待はあまりできません。
結局、やることは寝ることくらいしかありませんでした。
椅子に座って、搭乗時間までひたすら休みます。
この時点で、大人はかなり疲れていました。
深夜便はやっぱり苦手
深夜便は、若い頃によく使っていました。
仕事終わりに空港へ行き、夜中に出発して、朝に現地へ着く。
時間を有効に使えるので、旅行日数が限られている時には便利です。
ただ、深夜便はとにかく寝られません。
飛行機の中で眠れない。
体勢がつらい。
音も気になる。
到着した時点で、すでに疲れている。
今回もできれば避けたかったです。
しかし、現地の滞在時間を考えると、結局この便になりました。
仕事終わりに出発できて、翌朝にはシンガポールに着く。
日程だけ見ると効率がよい。
ただし体には優しくない。
大人にとっては、なかなか厳しい選択です。
子供たちは深夜でもテンションMAX
一方で、子供たちは元気でした。
午前0時を回っているのに、海外に行くというだけでテンションMAXです。
大人はすでに電池切れ寸前。
新幹線で立ち、羽田で歩き、チェックインで手間取り、出国審査で戸惑い、もうかなり疲れています。
しかし子供たちは違います。
これから飛行機に乗る。
海外に行く。
朝にはシンガポールに着く。
そのワクワク感が勝っているようでした。
子供の体力は本当に意味が分かりません。
定刻通り離陸、席は足元広め
搭乗時間になり、飛行機へ。
飛行機は定刻通り離陸しました。
今回の席は、前にシートがない足元広めの席でした。
いわゆるバルクヘッド席のような場所です。
前に座席がない分、足元に少し余裕があります。
深夜便としては、これはかなりありがたい。
もちろん、足元が広いからといって熟睡できるわけではありません。
ただ、普通の席よりは幾分楽でした。
日本を出るだけで、すでに疲れた
日本を出るだけで、ここまで長かったです。
年度末の仕事を放り投げ、ギリギリで自宅を出発。
新幹線では座れず、連結部分で駅弁を食べました。
品川では長男が改札で止められ、羽田では第2ターミナルまで歩かされる。
チェックインでは5人分の手続きに手間取り、出国審査では時代の変化に戸惑いました。
まだシンガポールには着いていない。
それどころか、日本を出るだけで、すでにかなり疲れていました。
それでも、飛行機は羽田を離陸しました。
ここからようやく、今回のシンガポール旅行が本格的に始まります。



0 件のコメント:
コメントを投稿